???「久慈…お前は最後までそのメンマを財布に入れておけ」
…はっ!
久慈は目を覚ます。
窓から注がれる陽光は普段より角度が鈍く、それは久慈の毛細血管を諦めさせた。
「ちょおっとぉ〜!伊藤英明ったらどうして起こしてくれなかったのぉ〜!」
冷蔵庫から食料経済論のテキストを取り出し、を口に咥えて外へ飛び出す。
玄関ドアが閉まった瞬間、家から爆発音と名倉潤の悲鳴が聞こえてきたが構ってもいられない。
前方。
サラリーマン(W・ブレイカー)が蟹味噌と激闘するその向こう側。
うごめく筐体、移動自動販売機(更年期)。
その湿った足(73本)で平行移動していくところを捕らえ、握りしめすぎて味噌汁になった120円を注入。
麦茶のボタンを押したところ、誤作動でミヤマクワガタが出てきた。
仕方がないのでそれを飲み、駅へ向かう。
ホームに着いた久慈。
しかし駅員以外誰もいないし、電車も来ない。
駅員に問いかけると、「今日はいい天気なので電車は来ません」と、久慈を、というよりは久慈を透かして後ろの景色を眺めているような目で整然と言ってくる。
「えぇ〜そんなぁ🐧」
どれだけ駅員を叩いてもキャメルクラッチしても5秒おきに「インドネシア」と言うばかり。
仕方ないので久慈は駅員を埋める選択を取る。
「やめてください。やめてください。やめインドネシアてください。やめてください。」
その割には抵抗しないのでスムーズに埋めることができた。
地面に耳を澄ますと、定期的に「インドネシア」と聞こえてくる。
ふと線路を見ると、小田和正。
アナウンス「耳かゆいので電車が参ります。黄色い線の内側(あるいは鰹ボックス)までお下がりください。」
久慈「あ、危ない!🐺」
小田和正は電車(10両編成)をデコピンで吹き飛ばし、自転車で線路を走り去っていった。
「…その手があったか!!!」
毛細血管の目は、死んでいない。
<続>
久慈ちゃんの大学生活①~Awake~
物語
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